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2009年12月29日 (火)

MPz130より 小寄木(こよせぎ)

『Theメカニカルパズル130』(絶版)の、校正前の原稿から。
出版物とは記述に違いがある。ボツ原稿も含むかもしれない。
また、ブログ掲載にあたり添削・加筆した部分もある。
写真は仕掛屋定吉が、手元の現物を撮影し直した。
それらの点で、完全な再録でないことを、ご容赦ください。

p.30 囲み記事 モザイク模様の秘密‐小寄木(こよせぎ)

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二宮義之氏の「五枚練り市松」の小寄木と膠紐

秘密箱に限らず、小抽斗(こひきだし)や家具など「箱根細工」と呼ばれるものの多くは、表面に施されたモザイク模様が特徴。その模様を良く見ると、小さい木片を隙間なく貼り付けているようにも見える。模様の作り方の秘密を、「伝承造秘密箱」に使われている模様を例に説明しよう。
二宮義之氏の「五枚練り市松」は、写真のように、色の違う木の角棒を5×5のモザイク状にまとめ、それをさらに2×2にまとめたものを使う。このようにモザイク模様の素材となったものを「小寄木」(こよせぎ)と呼ぶ。小寄木をさらにいくつか合体したものが「種板」、それを鉋(かんな)で薄板に削り、箱などの作品に張るわけである。
整った模様ができるかどうかは、小寄木の精度で決まる。素材の寸法精度は当然のこと、接着するときに用いる「膠紐」(にかわひも)など周辺の道具・工具の用法もまた、美しい模様を実現するために必要なノウハウである。

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