アンティパズル、というカテゴリーを追加した。
美術や文学と同等以上の表現可能性を持っているのに、
パズルは、いまひとつパワーを感じない分野。
その理由の端的なものとして、
・明快すぎる目的性
が挙げられよう。
対社会的なインシデントとしては、
・弾圧経験の無さ
も、挙げられよう。
だから、「反パズル」というカテゴリーを設けてみた。
きっかけは「パスタ」と「アンティパスタ」をググったから。
Anti ってのは、
Gk. anta, anten "opposite," anti "over against, opposite, before
ってことらしい。
で、アンティパズル第一弾は「虫喰い」の話。
(アンティだから、決して「虫食い算」の話ではない)
日本のパズル界の重鎮にも、虫喰い研究家がいる。
(K氏。実践家ではないらしい)
K氏が以前niftyserveのチャットで、こうおっしゃった;
「昆虫食が廃れたのは、単に量の確保の問題」
私も同意した。
いま、その分野で活躍なさっている人物がいる。
昆虫料理を楽しむ http://musikui.exblog.jp/
同一人物のサイト;
昆虫料理研究
http://www.bekkoame.ne.jp/~s-uchi/musikui/musikui.html
どちらも、堂々と社会的弾圧に抗う姿が心地よい。
それはまるで、第一次世界大戦の時代の美術家のよう。
昆虫料理研究のサイトの上位デレクトリは、
その印象を裏付けるものであった。
FABLE http://www.bekkoame.ne.jp/~s-uchi/
古書肆マルドロール http://www.aisasystem.co.jp/~maldoror/
「マルドロール」。
サルバドール・ダリとロートレアモンという
2人のシュールレアリストを想起するであろう。
こういう反社会的とさえ言えるパワーを、
私は「パズル」という分野に盛り込みたいと思う。
こっそりと。
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